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パントマイムやってます。備忘録の他活動内容も載せてます。

ヌプとカナのおはなし 

「ヌプとカナのお話」この前、注文して届きました。代金が1,500円、送料が1,400円。本と同じくらいの送料。なんとかならなかったのかな?なんて思うけど、売り上げが知床を守るために使われると思うと、しょうがないかって思ったりもします。知床の最果て感が好きで、「ここから先、立ち入り禁止」の看板を見ると神秘的なものを感じてしまいます。

絵本は以前も書きましたが、人間の食べ物が小グマを人里に引き寄せ、悲しい出来事が起きる物語です。物語が終わり、最後のページでの子供の無邪気なセリフが考えさせられます。平和な家庭と無邪気な子供。自分たちが関与していることに全く気づかない・・でも優しい人達。そういった中での台詞。ここにこの話の全てがあるような気がします。本にはヒグマの生態や、共存のための取り組みなども書かれていて、大人も楽しめます。

この前、札幌の簾舞あたりでヒグマがでたけど、危険だと判断された以上、撃たれてしまうのは仕方がないことだと思います。クマが自分や家族を守ろうとするのと同様に、人間も人命優先ですから。だから人里に降りてこないよう、お互いの領域から出ない方法を探さないといけないと思いますね。そのためにはみんなが正しい知識を持つことだと思います。
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開拓時、移住者はクマの通り道を考えずに村を作り、結果沢山の悲劇が起きた原因の一つになってしまいました。現在、事故が起きないようにするには、ゴミを捨てないなどは当たり前ですが、マタギがいなくなり、今の世代のクマが人間を恐れなくなってきた傾向も考慮に入れなきゃいけないですね。クマも人間同様、世代による傾向を考えないといけないということかな。
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「北の狩人」 

大沢在昌さんの「北の狩人」を読みました。96年の作品。歌舞伎町を舞台にしたハードボイルド。

1996年といえばコギャルと言われた女子高生ブームの頃。当時新宿から電車で10分くらいのところに住んでいて、夏から年末までは無職で気ままな生活をしていた時代。歌舞伎町はコマ劇場がまだあり、近くの広場には噴水があり、周りには沢山の酔っ払いが、朝まで騒いでいた。一方ラブホ街のある歌舞伎町2丁目は、大久保公園がまだフェンスで囲まれてなく、ホームレスがたむろしていた。そして、ハイジアも柵がなく、建物の周りにはストリートガールが客を捕まえようと、鋭い目で通り過ぎる人を見ていた時代。歌舞伎町が活気あった時。

物語は秋田から来た男が歌舞伎町を歩き、キャッチバーに連れて行かれる場面から始まる。そして刑事だった父親を殺した犯人を捕まえようと新宿を奔走する。後半は意外な展開になっていく。大沢さんの作品は、現在が舞台なのに登場人物に70年代臭さを感じる時もあるけど、もう20年も前の作品だと、違和感ない。「新宿鮫」の鮫島警部のことにちょっとだけ触れている部分があって、そこはやはり嬉しくなるね。この作品が出た時、新宿鮫は「氷舞」の頃かな?
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「後ろ傷」東直己 

「後ろ傷」東直己
文庫本になって「ボーイズ・ビィ・ アンビシャス 」に改題。

高校生が主人公の「ススキノハーフボイルド」の続編。前作同様、探偵はBarにいる(ススキノ探偵シリーズ)の探偵が出てくる。東直己作品の場合、他のシリーズの人物が出てくるから、そこが面白いので、幅広く読むとより楽しめる。。

まあ、ほとんど探偵が活躍して、主人公は翻弄されているだけって感じもするけど、十代の若者特有の背伸びと自虐と皮肉、そして純情さが妙に懐かしい。ススキノを舞台に登場人物達が生き生きと描かれている。ススキノの描写は本当にこの人うまいね。

今のところこの後の続編はありません。それが残念。

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「森は知っている」吉田修一 

自分の大好きなミュージシャンの参加している曲ならそれがどんなジャンルでも気にいるってもんでしょ。作家に対してもそうで、文体の好きな作家の作品はどんなジャンルになっても魅力的。そんなもんでしょ。

吉田さんは日常生活の一片を切り取ったような、時には伏線も起承転結も無い、そんな作品が多かったけど、この「森は知っている」のようなハードボイルドも書いていてます。産業スパイ鷹野一彦シリーズの一つであり、主人公の生い立ちからスパイになるまでがここでは描かれています。ただ、離島での自然と主人公鷹野の繊細な心の描写が噛み合ってハードボイルドというより、青春小説の一面もあって、そのあたりいつもの吉田ワールドが見えます。そしてやっぱり文章に惹かれますね。このシリーズ初めて読んだけど、他のも読んでみようか。

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「駆けてきた少女」東直己 

映画「探偵はbar にいる」シリーズでお馴染みの札幌出身の東直己の作品。作品の舞台のほとんどが札幌で、どの話もススキノの雰囲気にぴったりで、最近のお気に入り作家です。

「駆けてきた少女」は「探偵はBARにいる」と同じススキノ探偵シリーズ(映画とは主人公のキャラが全く違う)で、程よい軽さのハードボイルド。他のシリーズの登場人物も出てきます。若干のんびりしたスピード感が、ススキノののんびした雰囲気にぴったりで、これが歌舞伎町だったら、ノアールの色が強すぎて物語に合わなかったと思う。ただ、他のシリーズの作品と繋がっているので、「ススキノハーフボイルド」「駆けてきた少女」「熾火」の順番で読まないと、混乱するかも。この作品だけだと、謎が残り、三作読んで、事件の全貌がわかる作り。

ちなみにこのシリーズ、というか氏の作品全般ですが、映画と違い、ちょっと生々しさもあります。








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