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パントマイムやってます。備忘録の他活動内容も載せてます。

「少年」 

1969年の大島渚監督作品。製作はATG。60年代、日本全国を旅して、子供に当たり屋をさせて稼いでいた家族の話。実話がベースになっています。

それぞれの人物に対して距離をとって、冷静に画面に収めている感じがして、それが逆に怖さを感じさせます。

多くの人が言うように、少年の目がこの作品の全てですね。目が全てを語っています。子役の子は役者じゃなく、児童施設の子だとか。子供なのにたくさんの悲しみをこれまで経験してきたのでしょうか。演技でなく、もともとあの目をしていたとしたら、悲しすぎる。
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「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」 

ブルックリンは行く機会があまりなかったので、馴染みがない場所。地域によってはかなりおしゃれな街に変わってきたみたいね。ウィリアムズバーグあたりなんて、今はマンハッタン並みの家賃じゃないの?

映画は昔からブルックリンのアパートに住んでいた老夫婦が、エレベーターが無く、階段の昇り降りがきつくなってきたのを機に、アパートを売って引っ越しを考えることから話が始まる。無愛想なデリの店員とか見てると懐かしさがこみ上げてきますね。NYCのあの街並み。やっぱ好きです。話自体はほのぼのしたごく普通の話で、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの魅力がなければすごく地味な映画になっているかも。ただ、主役が黒人と白人の夫婦、そして夫婦の話と並行に展開していくイスラム教徒の起こす事件に、この映画の深いメッセージ性があります。Sept11のテロを経験した、マイノリティの人なら最後の部分、そして主人公の気持ちはよくわかるかも。ちょっと映画として作りきれてない気もしますが。原作が気になりますね。

あ、あとSex and the cityのシンシア・ニクソンもすごくいい味出してます。モーガンたちに負けない存在感。
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「トレインスポッティング」 

90代の映画なのね。当時はスタイリッシュで最新の音楽と映像センスで話題になったけど、観たかどうか記憶にありません。多分みてないとおもう。ユアンマクガイアーの出世作として、観た気もするんだけどね。まあ、観たとしても記憶にないということは、あまり印象に残っていなかったんでしょう。

いま観てみて、当時のスコットランドの救いようのないくらい退廃した若者文化は面白く感じましたが、昔の社会を省みる回顧的な感じになっちゃいましたね。つまり90年代はすでに70年代のような昔の時代になった。劇中に流れるUnderworldのBorn Slippyも一昔前の音楽に聞こえる。でもイギーポップは別。この人かっこよさは普遍的。これは単なる個人的な思い入れかな?

ラストのシーンが好きですね。ドロドロせず、さらりと終わる部分が。ところで続編が一昨年公開されたはず。行かなかったけど、どうだったのかな?
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「続・深夜食堂」 

やっとDVDで観ることができた。やっぱり暖かく、心に染み入りますね。大好きです。

舞台となる店は新宿の花園神社界隈。ロケ地はゴールデン街ですね。実際新宿には深夜営業している食堂がいくつかあります。歌舞伎町と新宿2丁目の店にある二軒の店によく行ってました。繁華街の喧騒の中での小さな食堂は、客の殆どが繁華街の住人で、華やかさの裏にある人間臭さが店にとけこみ、親しみやすく大好きでした。でも二軒とも数年前から23時頃閉まるようになってちょっと寂しくあります。今はあの辺りの知ってる店で深夜営業してるのは、2丁目のクインくらいかな?
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「シェイプ・オブ・ウォーター」 

1930年あたり。タップの神様として、そしてアメリカでは当時例のない黒人映画スターであったビル・”ボージャングル”・ロビンソン。彼が白人の子役スター、シャーリー・テンプルと共演した時、おそらくかなりの衝撃があったのではないでしょうか。当時、黒人が白人の女の子と二人だけでスクリーンに登場するなんてのは考えられなかったでしょうから。ビルは今までの黒人俳優の枠を超えた偉大な役者で、彼の誕生日はアメリカではNational Tap dayと定められています。

そのビルとシャーリーの共演作「小連隊長」で、非常に有名なシーンがあります。それは二人が階段で手を繋ぎながらタップを踊るシーンで、階段タップ(Stair Dance)と後に言われるシーンです。違う人種の二人が手を取ってダンスする。今ではなんでもないことですが、当時は自然な事とは言えなかったでしょう。

「シェイプ・オブ・ウォーター」の中で主人公がテレビでこのシーンを観る場面があります。そしてこの階段タップのシーンにこの映画のカギがあるような気がします。

「デトロイト」「スリービルボード」と続き、この作品もマイノリティに対する抑圧、現在のアメリカの問題が見て取れます。ただ、ファンタジーに仕上げられていて、心に響く歌や踊りもあり、美しい作品になっています。美女と野獣のような話ですが、あっちは結局野獣は白人の美しい王子に戻るという、白人が作った白人目線の物語とも言えますが、デルトロ監督は自身がメキシコ生まれ。マイノリティに対する愛が強いです。聾唖者、ゲイ、黒人、異形の者が抑圧された中で懸命に、そして楽しく生きようする姿はとても美しかったです。アカデミー作品賞は納得です。
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